私自身の話となりますが、入社して1年くらいで法務相談や取締役会の事務局を担当させていただき、とても光栄に思う反面、あんなに若い子に任せて大丈夫なのかと言われることもありました。私の力不足や経験の浅さをご心配下さったのだと思いますが、もしかしたら年齢や性別によるバイアスもあったかもしれません。
他方で、私自身も相手の年齢で経験やスキルを無意識に判断する癖があることを、無意識バイアス研修のトライアルを通じて自覚しました。企業において、こういったことは、実際にたくさん起きているのだと思います。
無意識バイアスという観点で、弊社の現状を振り返ってみると、若い世代の男女比率は半々くらいであるのに対し、管理職層になると男性比率が高くなる現状、また、当社では設立当時に入社した社員が定年を迎えつつあり、定年を越えても、活き活きと活躍し続けてもらいたいと考えているため、年齢や性別に関する無意識のバイアスを自覚し、対処する方法を導入したいと考えておりました。
まずは管理職層に受講を進めました。管理職層は多様な人を評価し、人員配置なども決めていくことになるため、無意識バイアスの対処が不可欠であると考えたためです。初めての取組みではありましたが、以前チェンジウェーブが提供する新世代エイジョカレッジ(*)という営業職女性向けの異業種プラットフォームに参加し、社内への好影響を実感した実績があるため、同社が提供するANGLEを導入することには安心感もありました。