INTERVIEW
なぜ、ダイバーシティに取り組むのか
イノベーション創出のキーワードは多様性
多様な個で強い組織をつくる
ー 貴社はダイバーシティ推進を重要な経営課題として位置付け、社長自らも明確なメッセージを発信しておられます。その背景や理由についてお聞かせください。
当社はもともとソフトウエアの卸から始まり、企業合併などを経て成長を続けてきました。こうした歴史的背景もありますので、未来に向けてさらに新しいことに挑戦するのが会社の成長に直接つながるという考えは組織に根付いているように思います。「新規性との融合」や「イノベーション」は、当社にとって、これまでも、そしてこれからも大変重要であるという位置付けです。
そして、そのためには多様な人材が活躍できる環境…社員それぞれの違いを理解し、個々の強みを生かしながら自由な発想で議論ができるような組織、チームにしていくことが必須だと考えています。
ー具体的には、どんな取り組みをされていますか。
まずは、ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョンの「一丁目一番地」と言われる、女性活躍推進から取り組んでいます。
「2035年度までに女性管理職比率を20%以上にする」という目標を設定し、社長(代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮川潤一氏)が株主総会や決算発表会でも話しています。
また、2021年7月には社長が委員長を務める「女性活躍推進委員会」を発足させました。
役員が集まって議論を重ね、実践にも結び付けているという事実は「会社の成長と人の成長は切っても切り離せない」ということを表しており、意義ある取り組みだと感じています。