ANGLE受講の成果 : ご担当者の声
時間と場所に縛られず受講でき
同じ指標での相互理解が可能に
ーANGLEを導入してくださった理由についてお聞かせください。
桑田様
ANGLEは、学術的に裏づけられた方法論で指標が数値化されます。クリアで、自分のポジションを客観的に見られるところが魅力でした。さらに年齢バイアスと性別バイアスで区別して評価できる点もよかったですね。
改革を目指す者同士が感覚を合わせ、思い込みや偏見がないよう確認しながら議論を進めるために、今回、この研修を受けることは必然だったと感じています。
物理的な面で言えば、導入の決め手となったのは、好きな時間に受講できることです。大学の場合、全員での一斉受講は難しいですが、eラーニングで、時と場を選ばないのであれば、お忙しい先生方にも受講のお願いができます。
長内様
事務局として進捗管理をするうえで、管理者画面も見やすい。誰がどこまで受講したかを確認できるところもよいと感じました。管理者の使いやすさもメリットだと思います。
―ANGLE受講後に具体的に見えた成果などがありましたらお聞かせください。
桑田様
今回は、まず大学の執行部、部局長、事務のマネジメント層を中心に研修を受けてもらいました。
私も受講しましたが、自分の想像とは違う部分のバイアスが高く出たり、その逆もあったりして、驚きました。
受講後には結果を分析していただきましたが、一般企業とは異なる傾向が出ていて、大学特有の課題があることを確認することができたのです。こうしたご指摘を動画でいただき、振り返りができたことは、今後の運営にも役立つ大きな発見でした。
長内様
無自覚のなかにバイアスが潜んでいることを実感しました。思い込みは誰にでもある、と、受講を通して確信しました。自分を振り返ることができるので、これからの言動に活かしやすいですね。
桑田様
受講の成果を感じているという声は、私の耳にも届いています。
これまで女性の職員や学生に対する言動には気を遣っていたのですが、男性が多いという環境もあり、実は男子学生に対する配慮の視点がほとんどありませんでした。そうした中で長時間に及ぶ実験が行われていたりしたわけですが、いまでは研究室で「今日は遅くなっても大丈夫?」という確認が行われているところも出ています。
性別に関係なく、一人ひとりがそれぞれ事情を抱えているということを意識できるようになったのは、大きな収穫だと思います。
もう一つ、面白い変化がありました。受講直後に行われた議論では、「アンコンシャス・バイアス」という言葉が多く飛び交うようになったのです。そして「アンコンシャス・バイアスで不都合が生じているのであれば、是正しなければならない」といった文脈に展開されていく。先生方にとって、それだけANGLE研修のインパクトが大きく、新しい知識としてとらえてくださったのだと思います。これまで意識していなかったアンコンシャス・バイアスを認識してもらえたことは、大きな一歩です。