e-learningツール「ANGLE」
導入企業様の声

株式会社安藤・間様
導入事例

eラーニングツール「ANGLE」導入企業様の声

安藤間後ご当者さま

株式会社安藤・間様

経営戦略本部人事部 ダイバーシティ推進グループ長
佐藤道子 様

※肩書は取材当時
業種

総合建設業

導入されたコース

管理職版3回、一般社員版3回、管理職版7回、一般社員版 7回

受講規模 管理職、一般社員
INTERVIEW

課題
ワークライフバランスを意識し
多様な働き方ができる企業を目指す

ー ダイバーシティ推進に取り組まれている背景や理由についてお聞かせください。
佐藤様
株式会社安藤・間は、2013年に安藤建設株式会社と株式会社間組が合併して発足した会社です。前身の安藤建設、間組とも100年を優に超える歴史があります。

建設業界は、多くの方がイメージされる通り、男性が多い業界です。近年、女性の技術者が増加傾向にありますが、それでも社員の男女比は9対1。男性が圧倒的に多い構図は変わっていません。

しかし、建設業界にも変革の波は押し寄せています。

2016年にはじまった女性活躍推進法に基づく行動計画では、2021年3月までに定年制社員に占める女性比率13%を目指して活動し、目標を達成しました。2021年4月からは、積極的な女性の採用と、定年制社員に占める女性比率15%以上を目指して、職場環境の整備に取り組んでいます。女性が長く働ける環境づくりは、女性活躍推進、ひいてはダイバーシティ推進を図るうえで外せない課題です。

アンコンシャス・バイアスに取り組む理由
誰にでもあるバイアスは
業務内容に直接影響する

ーダイバーシティ推進の中でも、アンコンシャス・バイアスに注目された理由は何ですか?
佐藤様
社内では比較的早い時期からダイバーシティへの取り組みをはじめており、管理職に対してはバイアスの研修も実施していました。けれども、私が人事部に異動した2021年当時は、一般社員にバイアスの知識は浸透しておらず、私自身、この部署にきてはじめて「アンコンシャス・バイアス」という言葉を知りました。

「誰にでもバイアスがある」ということを理解できれば、これまで「自分では気づかなかった」自分のバイアスを認識できるようになり、コントロールしようと考えるようになります。アンコンシャス・バイアスについて、もっと多くの社員が理解していくことができれば、社員がより働きやすい職場環境になっていくのではないかと考えました。

当社でも、以前は属性による役割分担が定着していたと思います。社員一人ひとりの固定観念が、業務内容にも影響していたと感じます。
業務を決める側にも、受ける側にも固定観念があったなら「女性のキャリアアップが阻害される一因は、アンコンシャス・バイアスにある」と考えるのが自然だと思いました。

こうした経緯で、2021年12月にANGLEの導入に至りました。対象は、役員も含めた全職員の3500人。幅広い層での受講としました。

ANGLE受講の成果 : ご担当者の声
「面白かった」「興味が持てた」から
バイアスが日常会話に登場するように

ーANGLEを導入してくださった理由についてお聞かせください。
佐藤様
導入の決め手は、何といっても圧倒的な受講者データの量です。受講者のアンコンシャス・バイアスを数値化し、定量データから自社の傾向を分析してもらえる点も魅力でした。

他社と比較できる点もよかったですね。当社は新卒社員も多く、他社の状況を知らない人材も多く在籍しているため、他社との比較で自社の傾向が明確になり、次の手を考えるうえでの参考になりました。

加えて、パソコンやタブレットで気軽に受講できる点もメリットでした。多くの社員がタブレットを持ち歩いているので、スキマ時間を利用できたことも広い受講につながったと思います。
―ANGLE受講後に具体的に見えた成果などがありましたらお聞かせください。
佐藤様
ANGLE受講後は、大きな反響がありました。「自分のバイアスの高さに驚いた」「意外にも自分はフラットだった」というような感想から、「面白かった」「まだ受けていない人には受けることをおすすめする」という好意的なものまで、多くの声が届きました。

当社では、コンプライアンスやハラスメントなどさまざまなeラーニングを行っているのですが、そうした学びとはまた少し違い、自分や周囲を振り返ることのできる内容だったことも社員の評価につながったようです。

これまでバイアスの存在を知らなかった社員の間に「バイアス」という言葉自体が浸透しはじめ、会話でも使われるようになったことは、大きな成果です。バイアスのことを知り、気づきを導くためのきっかけづくりとして、最適だったと思います。

ANGLE導入後の展望
性差だけでなく世代間の理解も深め、
施策の充実につなげたい

ーアンコンシャス・バイアス対処の取り組みについて、今後の展望をお聞かせください。
佐藤様
当社では2019年度から、女性のキャリアアップに向けた研修を続けています。キャリアアップのスタイルは個々に異なりますが、それぞれのステージに応じた支援策で、女性社員に意識変革をもたらしたい。会社の仕組みを整えるだけでなく、女性社員の気持ちに対してもバックアップしていきたいと考えています。

一方で、年齢バイアスにも目を向ける必要があると感じています。

建設業界では、業務のICT化やロボットの導入など物理的なサポートによる働き方改革が進行中で、あらゆる年齢層の人が活躍の場を持つことができます。
とはいえ、経験値が求められる場面もまだまだ多く、ベテランのスキルは大変貴重な財産です。こうしたベテランの経験値をどう受け継ぐのか、これからどのように人材を育てていくのかは大きな課題です。一昔前なら、若手が先輩の背中を見て現場経験を積んでいましたが、今はそのような環境にありません。「この仕事はベテランではないと任せられない」というバイアスを自覚してフラットな目を持つことで、若手のやる気を育て、活躍につなげていけたらと期待しています。

今後加速させていきたいのが、ワークライフバランスを意識した施策の展開です。例えば、男性の育児休業取得などは、若い世代には好意的に受けとめられても、その上司層にとってはあまり馴染みがなく、対応に苦慮することもあると聞きます。アンコンシャス・バイアスの学習を含め、幅広い研修を用意しながら、一つひとつの課題に向き合い、総合的にダイバーシティを進めていこうと考えています。

関連資料・調査データ

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ANGLE ホワイトペーパー
無意識バイアス取扱説明書

ANGLEによる企業管理職の無意識バイアス調査結果とともに、アンコンシャス・バイアスをコントロールするためのポイントをまとめています。
企業で見られる無意識バイアスの課題

企業で見られるアンコンシャス・バイアスの課題

ANGLE導入企業の管理職・一般社員の受講者データとともに、その結果からみられる企業の課題を紹介します。

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