e-learningツール「ANGLE」
導入企業様の声

株式会社ポーラ様 導入事例

eラーニングツール「ANGLE」導入企業様の声

株式会社ポーラ様

人事戦略部 ワーキングイノベーションチーム
リーダー 國友渉様(写真中央)
人事戦略部 ワーキングイノベーションチーム 廣川直子 様(写真左)
人事戦略部 ワーキングイノベーションチーム  鈴木ひな 様(写真右)

※肩書は取材当時
業種 化粧品 製造販売
導入されたコース 管理職版7回、一般社員版3回
受講規模 全社員
INTERVIEW

ダイバーシティに取り組む理由
社員一人ひとりの「Will」を支え、応援するために

ー会社としてダイバーシティに取り組む背景をお聞かせください。
廣川様
ポーラは2029年に100周年を迎えるにあたり、「私と社会の可能性を信じられるつながりであふれる社会」という行動スローガンを掲げています。実現に向けては、社会、経済、環境を軸にサステナブルな視点でテーマを設定して事業活動を実践していくことになりますが、これには社員一人ひとりが自分で「Will」を持って動き、周りが共感・共鳴していくことも必要です。そのためにはダイバーシティが必要なのだと考えています。

國友様
実は、ポーラの成り立ち自体にダイバーシティが関わっているような背景があります。ポーラは 製品を訪問販売する業態で始まっています。販売員が男性しかいなかったところに「女やったら、あきまへんか。」と飛び込んできてくれた女性がいて、それから女性販売員が生まれました。1937年、まだ女性には選挙権もない時代です。
全国的に業務を拡大した時期には、時代的にそれまで仕事をするなんて考えたことのなかった専業主婦の方たちが力を貸してくれました。
そうした人の力によって大きくなってきた会社ですので、多様な人の可能性を応援したい、支えたいというカルチャーがもともとあると思います。

アンコンシャス・バイアスに取り組む理由
バイアス対処はダイバーシティの土台 具体的な課題に踏み込み行動を変える

―お話を伺うと、貴社には多様性の大切さがカルチャーとして根付いているように思います。そんな中、アンコンシャス・バイアスに取り組まれたのはなぜでしょうか。
廣川様
当社において、総合職の男女比率は半々です。けれど管理職の構成比を見ると女性が約30% というギャップがありました。
もう一つのきっかけは社内研修です。一昨年に男性育休をテーマにしてジェンダーバイアス研修を行いました。参加者が自身の持つバイアスを自覚することはできましたが、では、どのくらいのバイアスなのか。またそれをどうやってコントロールしていけるのかという課題が見えてきたので、もう一歩踏み込んだという形です。
アンコンシャス・バイアスは、ダイバーシティの土台となる部分だと考えています。ママさん社員は短時間勤務で働くのがよいとか、出張させたら可哀想だとか、思いやりのつもりで配慮したことが、結果として本人の可能性を阻害することもあると思いますので、正しくバイアスを理解する機会が必要ではないかと着目していました。


ANGLE受講の成果 : ご担当者の声
受講後ワークショップとの併用で効果増
自分のバイアスを知ることで、すべきこととWillが繋がる

―ANGLE導入に加え、ワークショップ実施にもチェンジウェーブを選んでくださった理由をお聞かせください。
鈴木様
当社ではバイアスという言葉自体は知っている社員が多く、研修などを通して他者理解も一定程度進んでいたと思います。ただ、自分自身のこととなると、なかなか分からないものです。ANGLEは「自分のバイアスレベル」を測定できて、自分のことを可視化できるというのが良い点でした。

國友様
調査をして、集計結果を見るサーベイはたくさんありますが、ANGLEは受講者に自分のデータを振り返る場を提供してくれますので、それが良いと思いました。
また、今回はANGLE受講後に、その分析データを使用したワークショップもお願いしました。ANGLEで学んだ「自分自身」「チーム」「社全体」のデータが題材になるわけです。どんな結果になっているんだろう、と、プログラムに対する意識関心を高く持てるので、こうした工夫は素晴らしいと思います。

廣川様
チェンジウェーブさんはヒアリングを丁寧にしてくれ、パッケージを限定せず、希望に寄り添ったコンテンツを作ってくださったのがとてもありがたかったです。

―ANGLE受講の後、社内に反応や変化はありましたか。
國友様
数値で振り返ることができることが 強みだと感じています。社員から「もう一回自分のデータを見返しましたよ」という声を頂いたりもしました。

廣川様
自分たちが実際に受講してみて面白かったですし、「あの動画の意味づけは…」などと話題にもなりました。メンバー層に実施した後は、「何かあれ、面白いね」とANGLEの感想をわざわざ届けてくれた社員もいました。
社員は日々忙しく、時間に追われていることが多いので、サーベイは基本的に嫌がられることが多いです。けれど今回は「忙しいのに研修なんて…」という不満の声があがらないどころか、「会社がこういうことをしてくれて(アンコンシャス・バイアスについて学ぶ場を用意してくれて)嬉しい」と言ってもらえるシーンもあって、人事としてとても嬉しい瞬間でした。

鈴木様
特に管理職は、様々な研修等も受けていますので、「それぞれの場面での適切な立ち振る舞い」については既にある程度、理解はしています。けれども「自分にはどういう傾向があるのか」は客観的に知る術がありませんでした。今回のANGLE受講で自分自身の思考のクセや傾向を認識してもらえたと思います。
今後、役職者にとっては、自身のバイアスを理解したうえで、メンバーとのコミュニケーションや意思決定においてプラスに働くものと思います。


ANGLE導入後の展望
社内から社会へのビジョンを持って風土を作る

―今後の展望についてお聞かせください
廣川様
ポーラの一部では年齢バイアスが強いという数値がANGLEで見えまして、今後の課題のひとつだと認識しました。年齢バイアスについてはさらに深掘りして、「気づく→内省する→行動変容」まで、各人がサイクルを回せるような施策を考えたいと思っています。

國友様
社員の意識として、会社がこんなことに取り組んでいるな、と切り離して見るのではなく、自分たちもその一員であるのだという考え方になっていくと良いと思います。そのためにも、制度的に追いついていないようなところは一つひとつ解決していく。またはパラダイムを変えて制度設計を見直すなど、環境を整えていくことは一つのテーマになっていくと思います。

鈴木様
各部署の現状が見えてきていますので、その気づきを踏まえてどのように動いていくのか。模索中ではありますが、部署単位での動きを作っていくのが次の段階なのかなと考えています。
現在は社内向けの施策ではありますが、長期的には社会に対しても何らかの影響を与えていくことができるようなビジョンを持ち、貢献していきたいですね。

関連資料・調査データ

ANGLEホワイトペーパーダウンロード

ANGLE ホワイトペーパー
無意識バイアス取扱説明書

ANGLEによる企業管理職の無意識バイアス調査結果とともに、アンコンシャス・バイアスをコントロールするためのポイントをまとめています。
企業で見られる無意識バイアスの課題

企業で見られるアンコンシャス・バイアスの課題

ANGLE導入企業の管理職・一般社員の受講者データとともに、その結果からみられる企業の課題を紹介します。

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