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e-learningツール「ANGLE」
導入企業様の声

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導入事例

eラーニングツール「ANGLE」導入企業様の声

佐賀大学 荒木薫様

国立大学法人 佐賀大学様

ダイバーシティ推進室 副室長 荒木薫様
※肩書は取材当時
業種

学校教育

導入されたコース 管理職版
受講規模 管理職層
INTERVIEW

課題
ダイバーシティ、個の尊重に向けた理解醸成

ー ANGLEを導入してくださったのは、大学としては佐賀大学様が全国で初めてです。
どんな課題感をお持ちだったのでしょうか
佐賀大学ではダイバーシティ推進室を2017年に設立、多様な教職員が「個」の英知を結集させ、その総合力を最大限に発揮できるための教育・研究環境作りに努めています。しかしながら「女性研究者の育成・登用」については、いまだ課題の一つです。
日本の女性研究者の割合は約17%と諸外国に比べて著しく低い状況にあり、多様な視点から教育にあたるという目的から考えても、大学での女性教員の採用・育成は急務です。本学では女性優先公募を行い、ライフイベント期で研究に充てる時間が限られる教員については性別に関わりなく研究補助者を雇用するなどし、課題解決に努めています。

ただ、こうした当事者への支援はもちろんですが、忘れてはならないのは周囲の理解の醸成です。

これからの組織には女性の能力発揮が重要であることを皆、総論としては理解しています。しかし実際、周囲も本人も主体的に取組めているかというと、まだ気持ちが追い付いていないところもあります。口で言うほど簡単にできることではなく、そこに「無意識バイアス」が大きく関わっていると思います。
大学のダイバーシティ推進室として、教員、職員、そして学生に「なぜダイバーシティなのか」「なぜ男女共同参画なのか」「それぞれの立場から何ができるのか」、時間はかかりますが、根気よく伝え続けることが自分たちの役割だと考えています。

導入の理由
無意識バイアスを可視化することで「自分にもある」と認識できる

ー 女性の支援と周囲の理解の醸成、共に重要だと捉えられた中で、ANGLEを導入くださった理由を教えていただけますか。
佐賀大学荒木薫様
ダイバーシティ推進を阻害しうる無意識バイアスについて、「自分にはない」と思っている方が多いと感じていました。
ANGLEでは、まずIAT (Implicit Association Test)を受けて自身の無意識バイアスを数値で確認、可視化することができますので、「自分にもある」ことが認識できます。
また、「知る」「気づく」「コントロールする」とステップ別に受講内容が作成されており、ステップが終了するごとにセルフチェックがあるため、単なるインプットだけでなく、自分を内省できる構成であることにも魅力を感じました。
このほか、性別バイアスだけでなく年齢バイアスにもフォーカスされているところ、学術的な観点からの監修がされていることも本学で導入する際に強みとなりました。

本学では、一般企業の管理職にあたる執行部、教授職、事務職管理職相当の方々を対象にANGLE の管理職版10回の受講を決め、事前に導入説明会を開催しました。説明会では、担当職員が自分のIAT測定結果を見せながら「無意識バイアスは誰にでもある」ことを説明し、受講者が無意識のバイアスを自分事として捉えることができるように努めました。

※IATとは
ハーバード大学の研究者らによって開発された、無意識バイアス計測方法。チェンジウェーブでは、研究者の監修を得て、日本に住む人の無意識バイアスを心理学と同程度の精度で計測できるようIATを独自開発した。

https://angle.changewave.co.jp/article/IAT_001

ANGLE受講の成果 : ご担当者の声
無意識バイアスをコントロールすることの有用性を共有できた

ー 導入にあたり、どのような工夫をされましたか。また、どのような変化を感じておられますか?
本学では、ANGLEの受講だけに留まらず、2つの取り組みを実施することで理解をより深められたと考えています。

1つめは、ANGLE受講後、受講対象者向けに行った報告会です。
ANGLEの受講データをもとに、他企業との比較を行いながら、本学の組織コンディションについてチェンジウェーブから説明を受けました。個人情報を守った形で行われましたので、受講者個人のバイアスについて指摘するのではなく、自分たちが属する組織にどのようなバイアスが強く見られるのかを知っていただく機会にできました。また、その結果を踏まえて何ができるか、意見を出し合う会とすることで、自分たちの身近にある課題をスムーズに受け入れてもらうことができたのではないかと思います。
研究者ならではの多くの質問もなされ、まずは自分の無意識のバイアスをコントロールすることが、組織運営のみならず、日々の研究室運営や学生教育にも有用であるということを理解していただくことができました。

2つめは、学生を含む本学の構成員や一般の方々向けに開催した、オンラインでの講演会です。(講演会にはチェンジウェーブのメンバーが登壇)
高校生、大学生、自治体の方、無意識バイアスの研究をされている他大学の方など、幅広い層の方々にご参加いただけました。日本のダイバーシティ推進の流れや、組織に多様性が必要な理由、働きやすさと働きがいの両立のための根源的な課題として無意識バイアスが存在していることについて学び、本学が無意識バイアスに取り組む理由についても参加者に理解されたと感じています。大学として地域貢献の役割も果たせたのではないかと思います。

ー ANGLEは企業様向けに開発されたe-learningツールですが、大学として受講するにあたり違和感などはありましたか?
ANGLEは企業向けに開発されており、教育・研究・医療が現場となる大学では受講者が戸惑うのではないか、という点は、担当者として導入当初から気にしていました。
しかし、受講後の感想を聞く限りは、どの受講者の方々も自分ごととして捉え、大きな違和感なく受講していただくことができたようです。

動画で紹介されるケーススタディが企業の事例であっても無意識バイアスの説明は体系的であること、セルフチェック項目が随所に準備されていて自分が持つバイアスを振り返る機会が多く設けられていること、この2つがプラスに働いた要因だと考えています。

組織の活性化のために無意識バイアスをコントロールしていく必要があるという点では、企業も大学も違いはありません。今後も多くの企業や大学がANGLEを受講されることで事例が蓄積され、無意識バイアスの効果的なコントロールの仕方などについて学術的にも新たな発見がでてくるのではないかと期待しています。

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